3.実践!!遠心注型 顔 前髪編 引き続き顔と前髪に移ります。この際気をつけるのは、どちらが表か?です。
かたどりの際に、凹凸のない面を先にシリコン流しをすると粘土と一緒に原型が剥がれる可能性が多いにあります。何度も泣きました。
また、重力も一応働いているので気泡は上寄りに集まります。よって気泡が出来て欲しく無い面を型の下側に来るようにします。
具体的に言うと
頭は鼻と顎に気泡が出来るから先にシリコンを流せって事です。前回の腕編と同じく
サイドイン、トップアウトが損失率が低いです。
特筆すべきは前髪でしょうか。毛先で泣いていた人には感動物だと思いますよ。

この話を踏まえてもう一歩足を踏み出してみます。
同じような大きさの物はまとめて同じランナーに配置する。これ鉄則!懐かしいぜ寺田文行!例として、顔二つ、前髪二つとします。この場合いままで直線でランナーを組んでいましたが、この直線は長ければ長いほど長物編での記述どおり端に行けば行くほど中心からの距離が遠くなります。
なぜいけないのか?それぞれのパーツへのキャストへかかる圧力が場所によって違うため、均一な圧力で注型が行われません。

上の図においてランナーはシリコン型を中心とする同心円による円弧です。
角度は70°以内がもっとも効率が良いようです。
図中のa.b.c.点それぞれは中心の位置から同じであり、単位面積あたりにかかる遠心力は3点どれも理論上同じです。
この場合どこを通って空気が抜けるのか?は、トップアウト>円弧ランナーの中心に近い側を通って中心に向けて抜けていきます。このランナーが70°以上のだと空気の抜けが悪くなることを確認しております。ほどほどにって事で。