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その日のために! |遠心注形-型配置事例その1改訂版

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遠心注形-型配置事例その1改訂版

IMGP4818.jpg

先ず水平計を使い、作業をする台の水平を確保します。これを怠ると型枠に対して歪んだ型が出来上がります。

起こりうる問題)
型の厚さが不均等になり、遠心機の回転が円滑に回らない。振動の原因となる。

IMGP4819.jpg

粘土を型枠に敷きます。使う粘土はほいく粘土。シリコンからの型離れが良く、通販で手軽に入手できますのでおすすめ。

起こりうる問題点)

粘土の選択は重要。粘土によっては、型にこびりつき、その除去作業で時間を食われます。また、奇麗な型にならず、キャストのこびりつき、バリの原因になります。
何回か使うと固くなります。固くなったときは新しいものと混ぜたり、ヒーターで暖めます。夏場は柔らかすぎるので、新しい粘土より古く固くなった粘土を使います。

IMGP4822.jpg

粘土を練ったらまず四隅に配置し型枠を台に固定します。

IMGP4823.jpg

粘土を全体に敷き詰め、平にします。平らにするにはのし棒を使ったりヘラを使ったりします。極力平らに、凹みやキズは型ズレの原因になりますので、とにかく滑らかに平らにします。



凹みが型ズレの原因になる。固い粘土はドライアーを当てながら作業をする。冬場はとにかく固いのでヒーターの前で加熱する等して粘土の粘度を調整する。新しい粘土はあまり柔らかいので使用しない。

長いので興味ある方は追記にて

IMGP5200.jpg




IMGP5206.jpg

 センターコアを配置するため中心を計測します。何故いちいち計測するのか?それは型枠が塩ビ製で真円ではないので歪んでいる為です。
 「内接する直角三角形の一番長い辺は中心を通る」
ことより、これを4回程繰り返せば中心が計測できます。1点で交わらない場合は近似値を中心とします。

IMGP5209.jpg

上で得た中心点を使い、コンパスでセンターコアを配置する穴を書き、スパチュラで穴を掘ります。

IMGP4825.jpg

センターコを配置し、水平を計り、センターコアの周辺を丁寧に粘度埋めします。

起こりうる問題点)

水平を計測しないとセンターコアの円筒が曲がり、キャストを注いだ際にキャストが楕円軌道を描くセンターコアにより不均等な遠心力を得て型から溢れ出ます。


IMGP4826.jpg

配置の検討をします。

まず注型の際、下側に来る型を作ります。

理由は重力方向の反力となる方向に気泡が出来るので、フィギアの正面に気泡を作らないため下側に向けます。
また入り組んだ物を下側にする事によりシリコン硬化後粘度を剥がす際、シリコンから原型が剥がれないようにする為に、入り組んだ物を下側の型になるように配置をします。この場合胸、鼻、毛先に気泡が出来るのを避けるため、胴体は粘土埋めの際は上側となります。

パーツの配置の原理

0時方向 - 腕と髪先を配置します。指等は遠心力が一番強い外側に配置します。同じ理由で4時方向に前髪を配置します。

2時方向 
9時方向 - 足を配置します。これを縦に配置すると「シリコン型は中心部が伸びる」ことより、長さが変わってしまいます。極力長い物はセンターコアから放射状に伸びる線に対し直角になるように配置します。また、重量配分を考え、左右対称な型が円滑にキャストが流れます。

IMGP4827.jpg

原型を粘土に埋めます。

ある程度形をスパチュラで書き、粘土を彫り原型を埋めます。埋める際、原型と粘土の隙間は固い粘土より柔らかい新しい粘土を使いましょう。

IMGP4829.jpg

粘土埋めが終わりました。
 粘土に原型を埋める際は「なだらかな曲面にしない事」が鉄則です。

型ズレ

シリコンと原型のキワを斜めにすると、型が斜めに逃げる力を得る事により型ズレが発生します。これは遠心/真空/常圧全ての型作りに共通の鉄則です。心がけて粘土埋めをして下さい。

IMGP4831.jpg


 シリコンを流し、伸びの防止の為ガーゼを貼った所。更にシリコンを流します。シリコンの脱泡、流し方以降についてはまた別の機会に解説します。

硬化後ランナーを切ってテストショット。気泡が出来る所には切り込み追加
IMGP4837.jpg

顔に気泡が出来るとは思っていたけど…慌てずランナーを切る。

IMGP4836.jpg

指先も流れてます。

IMGP4834.jpg

1本のゲートでしっかり毛先まで流れてるのは常圧では中々難しいと思われる所。

IMGP4833.jpg

テストショット完了

IMGP4838.jpg

生産生産。45秒キャストが使えるのでガンガン生産できます。45秒キャストは硬化開始まで45秒くらい。脱型が夏場で5分、冬場で7分。RCベルグの通販で購入できますが、電話で直接注文する必要があります。
 画像はファインキャスト 45秒 フレッシュを使用しております。

IMGP4841.jpg


仮組してみて問題なく。
IMGP4852.jpg IMGP4847.jpg

あとはガンガン塗装して完成見本作りましょう。ここまで来る時間がとにかく早い。45秒キャストのおかげで一日かければ20体分まわせますのでその分塗装に時間が使えます。気泡も少なく時間節約は生産にも塗装にも時間に優しい。キャストを吸入する時間を大幅に減らす事により体にも優しい事間違いなし。




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Author:tomo-3
tomo-3です。ensing管理人。佐藤匠真で電撃ホビーマガジンの作例をさせていただいておりました。遠心注型の研究をこよなく愛す原形師

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