
真空注型について考えてみる。
画像は3回転軸を持つ真空注型機です。その注型までの過程は
1.キャストA液.B液をそれぞれセットする
2.真空槽を高真空にする(キャストの脱泡)
3.真空槽内でキャストを混合し撹拌する
3.真空状態で型にキャストを流す
4.真空槽をリリースし、大気圧によりキャストを型内に押し込む
となる
これを自作の真空槽で同様の操作をしようとすれば無理がある。
自作の真空槽を作ったが、「キャスト、シリコンの一時脱泡には使えるけど…」と言う話はよく聞きますが…
目指すはボークスの製品のようなランナーにワンパーツにワンゲート!これを再現するためにはそれなりに運用を考える必要があります。
今回使う真空槽は上水道用の塩ビ管の蓋。多分現在は手に入らないと思います。

真空注型機の機能を再現するにあたり上記1〜3に関しては再現不可能と考えばっさり手順を飛ばします。予備脱泡を真空槽で行った後に混合撹拌した後に真空槽内にセット。真空槽内を高真空にしたあとにシリコン型にキャストを流し、真空槽をリリース。型の中にキャストを大気圧で押し込む形とします。
ここで重要なのは、真空状態でキャストを混合撹拌する事ではなく、真空内で型にキャストを流す事です。
これが運用のコツだと推測して内部装置を作りました。

用意したのはDIYショップで手に入る部品ばかりです。これを組み立てて

こんな風にします。上についているのは紙コップです。

これの運用方法は写真のような状態で横にして、横に倒した真空槽にセットします。はじめに左の紙コップに予め予備脱泡し混合撹拌したキャストをセットし、真空槽を真空引きします。

高真空になったら真空槽ごと起こします(笑
左の紙コップにあるキャストはシリコンにセットされた紙コップにうつります。
この状態で真空槽をリリースする事によりハンドル付きの真空注型機の機能を再現するのです。
ちなみにキャストを流したシリコン型を真空引きしても型の中でキャストが常温沸騰するだけで、気泡のない形成品を得る事は難しいです。
今回は真空注型用の型が用意出来ていないので次回に話は続きます。お楽しみに〜