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実践!!遠心注型 顔 前髪編

3.実践!!遠心注型 顔 前髪編

 引き続き顔と前髪に移ります。この際気をつけるのは、どちらが表か?です。
 かたどりの際に、凹凸のない面を先にシリコン流しをすると粘土と一緒に原型が剥がれる可能性が多いにあります。何度も泣きました。
 また、重力も一応働いているので気泡は上寄りに集まります。よって気泡が出来て欲しく無い面を型の下側に来るようにします。

 具体的に言うと頭は鼻と顎に気泡が出来るから先にシリコンを流せって事です。

前回の腕編と同じくサイドイン、トップアウトが損失率が低いです。

特筆すべきは前髪でしょうか。毛先で泣いていた人には感動物だと思いますよ。


名称未設定-21182

 この話を踏まえてもう一歩足を踏み出してみます。
同じような大きさの物はまとめて同じランナーに配置する。これ鉄則!懐かしいぜ寺田文行!
例として、顔二つ、前髪二つとします。この場合いままで直線でランナーを組んでいましたが、この直線は長ければ長いほど長物編での記述どおり端に行けば行くほど中心からの距離が遠くなります。
 なぜいけないのか?

それぞれのパーツへのキャストへかかる圧力が場所によって違うため、均一な圧力で注型が行われません。

名称未設定-s21182

上の図においてランナーはシリコン型を中心とする同心円による円弧です。角度は70°以内がもっとも効率が良いようです。
 図中のa.b.c.点それぞれは中心の位置から同じであり、単位面積あたりにかかる遠心力は3点どれも理論上同じです。
 この場合どこを通って空気が抜けるのか?は、トップアウト>円弧ランナーの中心に近い側を通って中心に向けて抜けていきます。このランナーが70°以上のだと空気の抜けが悪くなることを確認しております。ほどほどにって事で。

実践!!遠心注型 腕 手首

2.腕、手首の配置について
         ~湯廻りとエアの抜けを考察


 今回は腕の配置についての考察です。
 腕部ですが腕+拳となります。ここで常圧下での抜きと違うのは手のひら、指、拳などのエアの溜まりやすい物を上に中心に向けて配置せず、中心から外側に向けて配置す文字色ることです

 ensing-asi-3322.jpg

長さがにたようなものをグループに分けて配置すると効率よく配置することが出来ます。
 上の図でゲートの太いところが主道でキャストが主に流れます。細いところからエアが抜けます。図にすると

ensing-asi-05434.jpg

黄色い矢印がキャストの流れです。水色の矢印がエアの流れとなります。ゲートの途中にエアのゲートが切ってあるので「ここからキャストが流れるのでは?」という疑問が出るかもしれませんが、太い主道の圧力と、細いエア抜きのゲートそれぞれの圧力差は顕著であり、太いゲートを空気よりも重いキャストが遠心力によって押し込まれる形で流れます。キャストよりも軽い空気は逃げ場を求めて中心部に向かいますのでそこにゲートであるエア抜きのゲートを「切り」ます


鉄則「湯廻りは自ら制御する。
      主動と副道(エア抜き)ははっきり区別」



常圧下では指先一本一本にエア抜きのゲートを切っていましたが、その必要はなくなります。それは特に遠心力の強い外延部で特に力を発揮します。遠心力ってスゲーよ!
参考までに

IMGP1001.jpg 258716681_197.jpg
半日でこれくらいは抜けます。

111726844_117.jpg
前にFACに出したものこれは3パーツ

 後で書きますが同じように髪の毛の前髪!これも気泡が入って泣くことはなくなりますよ!こうご期待!

Appendix

プロフィール

tomo-3

Author:tomo-3
tomo-3です。ensing管理人。佐藤匠真で電撃ホビーマガジンの作例をさせていただいておりました。遠心注型の研究をこよなく愛す原形師

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